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イギリス大学院は就職に有利か?面接官「なぜイギリス大学院に?」への私の回答。

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イギリスの大学院は就職に有利に働くのか。私が就職活動を通して感じたのは企業側が「なぜイギリスの大学院に進学したのか」をすごく気にしていることです。そこで今回は就職活動の際に必ず聞かれた「イギリスの大学院に進学した理由」を本記事の軸としてイギリス大学院進学の選択は就職にどう影響していくかを見ていきます。

 

まずは私が就職活動で答えていた回答を紹介しその後、同質問へ私なりの回答アドバイスを書いていきます。(私が日本の学部卒業後にイギリス大学院に進学したので主に新卒の就職活動を想定したものです!)

 

※イギリス留学中の就職活動の仕方や使うエージェント、スケジュール、情報収集、特別選考の時期などについてはこちらからご覧ください

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「なぜイギリスの大学院に進学?」就職活動の面接での筆者回答。

必ずといっていいほど就職活動の面接ではイギリスの大学院に進学した理由を聞かれました。それに対する私の回答をまずは紹介します。(もう聞かれ過ぎて暗記笑)

学部時代に注力していた研究プロジェクトの悔いがきっかけです。学部三年生時、大学から研究資金を調達しアフリカで3か月の現地調査を含む1年間のプロジェクトを回しました。研究は先生方からは評価を受けましたが、私の中ではインタービューで取った証言をうまく生かしきれなかったと悔やんでおります。自分で分析するに、証言から普遍的アプローチに落とし込むスキル・理論の勉強が足りていなかったように思えます。開発学を学ぼうと思うとアメリカとイギリスが思い浮かびますが、アメリカは統計学や経済的アプローチを重視したいわゆる開発経済学が盛んです。イギリスは現場やフィールドワークなどを意識した純粋な開発学を得意としていると感じていたので、悔いを晴らすべくイギリスの大学院進学を選びました。

少し長いですが以上が私の回答です。面接の雰囲気によっては短くしたりしていましたが、イギリス大学院への進学理由は就職活動の面接官が一番気にするところです。毎回丁寧に回答することを心がけ、分かりやすかったとフィードバックをいただけたこともあります。

 

そしてこの質問に対して的確に答えられるか否かで就職活動の面接の出来がかなり決まってくるでしょう。

イギリス大学院進学は就職においてプラスに働くか?

結論、イギリス大学院への進学は就職において大いにプラスに働きます。間違いないです。交換留学などは最近多くの方が経験していますが、海外で学位をとってくる方はまだまだ少ないので就職活動において貴重な人材として普通に評価を受けます。

 

なぜイギリスの大学院へ進学したのか」、「イギリスの大学院では何に注力し何を得たか」がしっかり整理されていれば、国内でずっと暮らしている学生より就職活動では希少価値を活かせます。

  

ただ、上記が整理できていない学生は苦戦するかもしれません。私の知り合いを見ていても就職活動においてイギリス大学院進学をプラス評価として受け止められる学生、あまりプラス評価として受け取られない学生と二極化しています。

 

特にイギリス留学中はロンドンキャリアフォーラムや特別選考でイギリスに来られる財力・採用力がある大企業や外資系企業ばかりの選考を受けることにどうしてもなってしまいます。そうした就職活動状況においてはただ学歴だけでは通用せず、なぜイギリス大学院進学の選択をしたのかが深く問われます

 

イギリス大学院進学を就職においてプラスにするために!

就職活動に向けて「なぜイギリスの大学院への進学を選んだのか」もう一度考えましょう。

 

「英語力アップのため」、「学びたい分野があるから」「高いレベルでの教育が受けたかったから」「多様性のある環境がいい」「会いたい教授がいた」「キャリアアップのため」など理由は人それぞれだと思います。

 

ですが今あげた理由では就職活動においては不十分です。なぜ英語力をアップしたいのか、なぜ世界の高いレベルで教育が受けたいのかまで掘り下げましょう。英語力をあげたいと思った背景にはきっと英語が喋られなく挫折した経験や馬鹿にされた経験があったのではないでしょうか(実体験(笑))。または、英語が流暢な友人に劣等感を感じていたりしたのではないでしょうか。

 

今のは一例ですがその他の理由も同じです。わざわざイギリスの大学院への進学を目指した理由には強い挫折経験や研究分野への強い興味などがあったはずです。就職活動ではそうした深い理由を整理することで挫折から這い上がろうとする「なにくそ根性」であったり、強い好奇心からの「探求力」などがアピールできます。

 

イギリス大学院進学の準備をなぜ頑張れたのか考えるのも一つの手段です。イギリス大学院へ進学をするとなると情報が少なく孤独の中、モチベーションを保ってIELTSや書類準備、VISAの手続きをされてきたはずです。そうしたことを乗り越えられたのは絶対に「強い思い」があったからだと思います。

 

よく「ただキャリアップをしたかったからイギリスの大学院に進学したんですけど」という相談を受けるのですが、私はイギリス大学院への立派な志望動機だと思います。ですが就職活動においてはそれをもう二段階ぐらい掘り下げましょう。

 

その思いはどこからきているのか。「大企業で日本の看板を背負って海外で活躍したい野心がある」からなのか、「周りの友人を見返したいからなのか」きっと理由があるはずです。その理由(野心や見返したいと思った理由)をまた掘り下げると強烈なエピソードがあるのではないでしょうか。そのエピソードを受けてなぜイギリス大学院進学という結論に至ったのかを論理的に説明することによって、あなたの高い成長意欲や闘争心・行動力というものをアピールできると私は考えます

 

文系のイギリス大学院進学者が就職活動において一つ注意すべき業界

私が就職活動をしていて感じたのはイギリス大学院進学者はシンクタンク業界の研究職の応募は注意すべきだと感じました。イギリスの大学院は一年で修士論文も結構あたふたして書き上げるスタイルです。なので研究手法やテーマがしっかりと確立されている状態の時に受けないと厳しいと感じました。就職活動の際、研究内容について面接官にも結構突っ込まれます。(がっつり理系の方は平気なのかな?)

 

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日本の大学院やアメリカの大学院は二年生なので、最終学年の際にはある程度研究についてまとまっている状態で就職活動に挑めるでしょう。ですがイギリス大学院はいきなり最終学年で就職活動の選考は入学時から受けられますが研究職人材として物足りなくみられる傾向があります。

 

文系のイギリス大学院進学者でシンクタンクの研究職を考えている方は時期を考慮したうえで応募するといいでしょう。

 

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イギリス大学院の壱年のスケジュールもしっかり把握しときましょう

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イギリス大学院所属の方はせっかくなのでLinkedinを就職活動の際使ってみるのもおすすめです!

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以上イギリス大学院進学者の就職活動について書きました。参考になれば幸いです!